ゴンズイの柳川風を作ってみた

アイナメは昨日のうちに素直に刺身で美味しくいただいたが、一晩明けて、ゴンズイもせっかく持ち帰ったのだから食材にできないかと思い、頑張って料理してみた。クーラーボックスの中のゴンズイは、ほとんど水が無いのに未だ生きている。素晴らしい生命力である。卵を持っているものも何個体かいる。

ゴンズイを捌く

イラクでは事件が…。


見た目がドジョウっぽいので、柳川風なら結構いいとこまで行けるはず…。

柳川風

ゴンズイの柳川風。


ゴンズイの身はサッパリとした白身で思ったほどの臭みもなく美味しかった。ただ、期待していた卵の味は極めて微妙であった。根拠があるわけではないが、ワックスエステルの含量が多いような気がする。カラスミみたいにすれば、それなりに食べられるようになるのだろうか。どんな調理方法をとるにしろ、ワックスであれば大量に食べるとワックスを消化できない人間は激しくお腹を下すだろう。

午後はまんがくらぶの部会であった。サークルの自己紹介原稿のことをすっかり失念していたので、次回部誌に載せる原稿の表紙を流用した自己紹介原稿をサッと仕上げてから部室へ。奇特なhitujiさんが初任給で飲みに連れて行ってくださるとのことで、部会後に渋谷へ出た。どこも新歓コンパの時期なだけに街には大学生が溢れて馬鹿騒ぎをしている。われわれもその一角を形成しつつ、監獄風飲み屋(なぜか手錠をはめられる)で久しぶりにかなり飲んで、いい塩梅に。会計が45000円強で、公約通りぜんぶhitujiさんの奢りだったが流石に後悔しておられた。合唱。

江ノ島リベンジ

実験を終わらせてから、新宿でhajimeと合流し終電で江ノ島へ行った。前回のリベンジである。最初は磯場で竿を出していたのだが、ほどなく海水に背後から回りこまれてしまい、危険を感じたので退避した。その後、白灯台へ移動して仮眠をとる。昨日までの暑さから一転、かなり寒い日だったが、用心して下にラクダを着て行ったのは正解であった。3時頃から釣りを再開し、アイナメが3匹とゴンズイ6匹。相変わらずゴンズイが多い。

当初の予定では夜が明けてからは、投げ仕掛けからフカセ仕掛けに変えて終日釣りに明け暮れる予定だった。しかし、hajimeの「ゴメンッ、なんかいま彼女が夜行で東京に向かってんねんて!行かなあかんわ!」という思いもよらぬ裏切りにより朝の8時に撤収。

帰る前に磯の方をのぞいてみたが、われわれの友情同様、沈みかけていた。

早朝の磯

江の島釜の口

蟹的ビフォーアフター

捕獲したショウジンガニを鍋に入れると、なんということでしょう、まるであの方の専用機のように。

カニ(BEFORE)

BEFORE


カニ(AFTER)

AFTER


カニが茹でられると赤くなるのは、茹でられたカニが高速で遠ざかり光ドップラー効果でスペクトル線が赤色の方に遷移しているからではない(カニは茹でても依然、目の前にある)。殻に含まれるアスタキサンチンというカロチノイド色素が本来赤色だからである。殻に含まれるアスタキサンチンは通常タンパク質と結合して青茶色をしている。ところが、加熱するとそのタンパク質が変性し分離するのだ。単体となったアスタキサンチンの色が赤いので、茹でると赤く見える(赤という波長域の光を多く反射する)というわけである。

そういえば、タンパク質は酸によっても変性する。調理の最後に酢をさっと加えて発色を良くするというのも同じような原理に基づく調理法なのだろう。

出汁と合わせてで雑炊に。風味が強くて美味。

きょうは誕生日でした。

江の島でゴンズイの魚群に遭遇

かねてから江ノ島には釣りにいきたいと思っていた。昨日まで荒れ気味だった天候が回復したので、昼にtkzと合流し小田急線で新宿から江ノ島へ。晴れてはいるが、前日までの雨で水は濁っており、風が強い。白灯台の左側で釣り人の様子を見ながら竿を出してみたが、竿先はピクリともしなかった。周りの釣り人を見てもそうで、今日は魚の活性が全体的に低いのだろう。水面付近にチラホラとカタクチイイワシが泳いでいるのはみえるが・・・。ほどなくこのあいだ痛めた左足が熱を帯びてきた。どうやら一定歩数歩くと痛みが出てくるようだ。

18時を回ると朝から来ていた釣り人も帰り始め、場所が空いたので、白灯台右側に出て投げ天秤を試みる。1時間ほど投げたところで本日初のまともなあたりがあった。

ゴンズイ

外道・オブ・外道


ゴンズイという魚は、刺状になった背ビレの第一条と胸ビレに毒腺があり、刺されると相当痛いとされる。それなりに大きいので、一応キープした。いや、見栄を張ってしまった。坊主逃れのためだけにクーラーへ放り込んだ。アイナメ等、まともな魚種が来たら海にお帰り願おうと思いつつ念のために背ビレと胸ビレの先端はその場で切除させていただいた。投げ続けること数時間。かかるのは大小とりどりのゴンズイばかり。小さいものがやたらと多く、おそらくゴンズイの魚群(ゴンズイの幼魚は集合フェロモンで群れる。ゴンズイ玉というやつ)に遭遇しているのだろう。

防波堤からはゴンズイしか釣れないので表磯へ移動。表磯はかなり荒れている。おまけにうっかりしてて、光源を持ってきていなかった。暗闇に目を凝らすと、ウエットスーツを着て磯場でタコを突いているハンター(笑)がいた。バケツ一杯だ。

夜の磯

荒れる表磯。


ひと通り竿を出してみたが、暗いのと、寒いのと、足が痛いのと、空腹で、少し参ってきた。とりわけ問題は寒さで、4月の江ノ島の気温がこれほど低いとは思いもしなかった。よって一旦駅まで撤退。神々しく光を放つコンビニで食事をし、装備を整え、今度は島の東側の漁港へ。しかし、漁港でもゴンズイ・ゴンズイ・ゴンズイ・ゴンズイで、ほどなく心が折れた。始発が動き出すまでまで新聞紙にくるまって眠る。新聞紙は意外と暖かい。

抱卵したゴンズイ

漁港でもゴンズイ。


結局今日の釣果はゴンズイが16匹とショウジンガニ、雑魚数匹というゆわゆる坊主に落ち着いた。雑魚はクーラーボックスの中でカニにバラバラにされた。疲労困憊したわりに不振だったが、右往左往したり、空腹に苛まれたり、外で寝たりと、わりと充実した休日だったと思う。