水圏死海文書発掘

雨宮資料 寄生虫の研究
雨宮資料

農学部の中庭水槽室の棚の下から、雨宮先生の書類が収められたコンテナが発掘されました。60-70年間前のものです。

湿気の高いところに置かれていたため状態がかなり悪く、虫食いで済んでいればまだマシな方で粉状になったものも多数。「マル秘」だとか「極秘」だとかの判子が押してあり、戦時中の機密資料だと思われます。

雨宮資料

雨宮資料


中身は政府からの命令書だとか(「敵国農作物に人為的疫(以下略」)、研究計画書だとか(「日本人と熱帯気候」とか)、学徒動員回避工作のための大島先生とのやり取りだとか(雨宮先生の尽力で水産の学生のみ引っ張られなかったそうです)、ビルマの戦線に居る知人からの手紙だとか(「暇なんで凧ダツ釣りをやってます」とか何とか)、その他、特高がどうだとか、原爆被害調査報告がどうだとか、戦時下・後の帝国大学農学部の有様がよく解る貴重な一次資料です。文系の学部生の卒論くらいは賄えるんじゃないでしょうか。

捨てがたい類いの書類ということもありますが、雨宮先生という人は物持ちがいい方だったんだなぁと思います。今回見つかった書類は、ちゃんと納まるべきところに納められるそうです。朽ち果てなくて良かった良かった。

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