アイドルの低年齢化に思うこと

テレビで「『なんとか工房』デビューまでの道程」という番組を放送しており、小学生が化粧をしてフリフリを着て歌いながらくるくると踊っていた。余計なお世話なのだろうが、僕はああいうのを見るとすごく可哀想に思えてしまう。小学生くらいの年齢だと「子供のうちには色々経験して勉強しておくべきであり、それが80年くらいある人生を有意義に過ごす方法論である」という事を本当に理解している者はまずいないだろうからだ。

10才・11才という多感な時期に学校にも通わず、二次成長期前の体でロリータ・コンプレックスの男性に強く働きかけるような踊りを猛特訓する毎日。それは、人には様々な人生があるとはいえど、どう考えてもあまりいい生き方ではないと僕は思うのだ。切り捨てる可能性があまりにも多すぎるのではないか。テレビにはレッスンに明け暮れる子供の親も取材されていた。彼らは自分の娘がいまテレビに出ていれば満足という感じで、それ以上のこと、子供の将来に対するリスクだとかはさほど考えてなさそうであった。子供を使った親のギャンブルなのではないか。いまテレビに映っている娘らの中には、「あぁ。あのとき学校に行って勉強していれば良かったなぁ」と、後で後悔する者も必ずいることだろう。

あからさまにロリータ・コンプレックスの男性に強い劣情を抱かせるような集団を作り、跳んだり跳ねたりさせてブラウン管で提供するというのも、そもそもが何ともあさましい話だ。ただ、需要があるから供給が行われるのであって、「アイドルの低年齢化」などと奇麗事をいってはいるが、なんのことは無い、日本にはつくづく変態が多いなぁとも思う。

というようなことを、酒を飲みながら横にいた友人にグダグダと説くと、「人がよかれと思ってやっている事にイチャモンをつけるな。どうでもええやんけ!」と叱られた。確かにそうだ。

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